3月22日 冬期特別講座「クロッキー」実施結果です
3月22日、岡田高弘先生による冬期特別講座 “クロッキー 女性ピエロを水彩で描く” が開催されました。
講座は、午前、午後10時からと13時30分からそれぞれ2時間半です。
最初の30分は、岡田先生が用意された資料を基に、デッサン、水彩で直接描くクロッキーについてのレクチャーが。
” デッサンは、コピーではない! ”
その後は20分間、先生が説明を交えながらのデモンストレーション。
岡田先生から最初にバレリーナからピエロに変更したことについてお詫びがあり、その後テンポよくレクチャーは進められ、受講生も熱心に聞き入っていました。
デモンストレーションの時は真剣な熱い視線を背中に感じ「緊張する」と先生のジョークも。
なかなか見られないプロの筆使いは勿論のこと、先生のパレット、筆などにも皆さん興味津々でした。
デモの後は、休憩を挟み20分デッサンが計4回。精力的に描いている受講生を相手に熱の入った指導で、先生はほとんど休息なし。~お疲れ様でした。
午前、午後共最後に岡田先生のデモンストレーションで描いた水彩クロッキーを全員じゃんけんでお一人にプレゼント。大変盛り上がった特別講座でした。
2月17日 冬期特別講座「デッサン」実施結果です
2月17日(金)に上田耕造先生による冬期特別講座「デッサン」が実施されました。
まず先生による講義や実演があり、その後で実習へ。10時から16時まで昼食休憩を挟んで正味5時間の講座でした。初めに、木炭、木炭紙等の使い方のイロハを。その後全員が木炭を使って描きました。モチーフは石膏像(ブルータス、モリエール、ジョルジョ、ヘルメス)の4体。
「感覚で描く」「似なくてよい」「触ることは大事」「時々離れて眺めることは大事」等のアドバイスがあり、先生から教わった描き方で真剣に石膏像と向き合っていた皆さん(触るのは控えていられましたが)。終了時には木炭デッサンが初めてとは思えないような力作が並びました。
石膏像デッサンが大好 きという上田先生の気持ちが伝わってくるような講座で、
皆さんから「新しい話しを沢山伺った」「充実していた」「楽しかった」等の声が聞か
れました。機会があったら、次回は「精度を上げる」描き方を教えて下さるそうです。
冬期特別講座のご案内
冬期特別講座は下記5講座を予定しています。
■デッサン/ 2月17日(金) / 上田耕造先生(アトリエ21)
■水彩テクニック / 3月16日(木) / 荒井美智代先生(東光会)
■遠近法(透視図法) / 3月17日(金) / 上田 耕造先生(アトリエ21)
■クロッキー / 3月22日(水) / 岡田 高弘先生(白日会)
■作品研究会 / 3月27日(月) / 広田 稔先生(白日会)
特別講座の申込方法
①申込書
会報2016年度 冬号にあります。下段にあるpdfファイルをダウンロードしたものでも結構です。
横浜美術友の会会報 2016年度 冬号(冬期特別講座のご案内)はこちら(pdfファイル)
②受付
1月29日(日) 10:00から、アトリエ(港陽ビル6階)で受付を開始します。先着順です。
③詳細は、こちらをご覧下さい。→H28年度冬期特別講座
11月16日 秋期特別講座 「近郊スケッチ~晩秋の東京都庭園美術館を描く」実施結果です
11月16日(水)、秋の「近郊スケッチ」を東京都庭園美術館で実施しました。当館は昭和8年建設された、アールデコ様式の朝香宮邸(重要文化財)と緑豊かな庭園のユニークな美術館として昭和52年に開館しました。平成26年にはホワイトキューブなギャラリー新館が併設されました。
午前10時~午後3時まで、建物や庭園などをスケッチしました。
講師、広田稔先生の丁寧な指導と参加者全員への作品講評会もあり、充実の晩秋「近郊スケッチ」でした。
10月31日 秋期特別講座「バススケッチ ~秋の真鶴港を描く 」実施結果です
寒さを強く感じるようになった10月末、しかし31日の真鶴港は暑く青空が澄みわたっていました。
スケッチは天候第一です。昼食の葵寿司も待ちどうしく、参加者は上田耕造先生から事前の水面描写を含む風景の描き方の注意点を受け、たちまちあちこちに散りました。今回は横浜から近い地点のため描写時間が長く、お椀付きの寿司昼食を港からすぐの寿司店で頂いても十分時間があります。15時30分の講評時間までには皆さんかなり描きこみ講師の講評を受けました。講師も3周くらい指導に回っていたためか成果も良く講評はスムーズに。
帰りのバスでの総合講評も行われ皆様も納得して18時頃に散会しました。
10月19日 秋期特別講座「美術散歩~丸沼芸術の森・クサカベ絵具工場」実施結果です
美術散歩はこの3年、武蔵野美術大学、多摩美術大学、女子美術大学を訪問し、卒業制作展を鑑賞し大学施設を見学してきましたが、今年は趣向を変えて埼玉県朝霞市の丸沼芸術の森と、絵の具メーカークサカベの絵具工場を訪ねました。
1日のスケジュールは、
(1)丸沼芸術の森(丸沼芸術の森のアトリエで制作する作家達の作品鑑賞) (2)朝霞市博物館(アンドリュー・ワイエスとベン・シャーンの作品鑑賞) (3)クサカベ絵具工場(絵具作り見学)です。
お天気に恵まれ、バスは定刻に出発、渋滞もなく丸沼芸術の森に到着。
(1)丸沼芸術の森のアトリエで日々制作されている山本靖久先生(当会絵画教室講師)が現地で私達を迎えて下さいました。山本先生の説明の後、3グループに分かれて ①展示室鑑賞、②山本先生のアトリエ見学、③カフェタイムを順番に楽しみました。 (2)朝霞市博物館では、アンドリュー・ワイエスとベン・シャーンの作品を鑑賞しました。どの作品も素晴らしく皆さん時間をかけて鑑賞されていました。鑑賞の後は昼食タイム。それぞれに持参したお弁当を食べながらおしゃべりも弾みました。
山本先生の同行は朝霞市博物館まで。皆でお礼を申し上げました。 (3)クサカベ絵具工場では、講義室でお話しを伺った後、2グループに分かれて絵具作りを見学しました。最後に質疑応答時間が設けられました。
1日に3箇所を訪ね、盛り沢山で楽しい1日となったと思います。参加者の皆さんからも「とても良かった」「楽しかった」「普段は行けない所に行けた」等々の感想を頂きました。
丸沼芸術の森・山本先生のアトリエにて ↓ 朝霞市博物館の前で集合写真 ↓
クサカベ絵具作り見学 ↓ 絵具や画用紙を見たり買ったり(クサカベ)↓
※「丸沼芸術の森」の詳細は、ホームページをご覧下さい。
http://marunuma-artpark.co.jp/
10月12日 秋期特別講座「スケッチ&ウォーク ~小石川植物園を描く 」実施結果です
終日好天に恵まれた10月12日、秋の「スケッチ&ウォーク」を東京の小石川植物園で実施しました。
小石川植物園は江戸時代の薬草園からの歴史を持つ植物園で、数多くの木々、植物は無論ですが、歴史を感じさせる建物や日本庭園もあり、スケッチにはもってこいの場所です。
講師、三ッ山三郎先生の指導の下、午前10時から午後3時まで10分程度のウォーキングをはさみ、西洋庭園、自然林、旧東京医学校・日本庭園の計三箇所で、一時間程度のスケッチと簡単な着色までを行いました。短い時間での構図決め、デッサン、着色まで集中度100%。皆さん充実の一日でした。