H30年度秋期特別講座

秋期特別講座(全6講座) 平成30年10月21日~12月16日


【概要】  ※詳細は会報をご覧下さい。

1.バススケッチ (城ケ島・三崎魚港 日帰り)
11月2日(金)雨天決行/城ケ島・三崎漁港/大原修一先生(独立美術協会)

2. 近郊スケッチ  (神宮外苑イチョウ並木を描く)
12月3日(月曜日) 雨天予備日12月17日(月曜日)/一日コース/神宮外苑イチョウ並木附近/一色映理子 先生(女子美術大学・武蔵野美術大学非常勤講師)

3.鉛筆デッサン「顔の描き方」
11月25日(日曜日)/一日コース/塩谷亮先生(二紀会)

4.水彩技法  魅力的で美しい背景の水彩画を描く!
10月21日、11月4日、12月2日全3回、(各日曜)/午前・午後/山本靖久先生(武蔵野 美術大学教授、主体美術協会)

5.「花」の描き方をマスターしよう
11月18日(日)/午前・ 午後/中村智恵美先生(二紀会委員、女流画家協会)

6.デッサン(木炭で着衣の女性を描く)
12月16日(日)/一日コース/上田耕造先生(アトリエ21)


実施結果


1.バススケッチ (城ケ島・三崎魚港 日帰り)

秋のバススケッチは、春の北信濃の棚田スケッチ会から海へ。11月2日、横浜から比較的近い三浦市城ケ島・三崎魚港を訪ねました。「海道の町」三崎、「白秋文学の島」城ヶ島をたっぷり時間かけてスケッチ。昼食には京急ホテルの大広間で、富士山を仰ぎながらマグロ丼を頂き、食後には再び海岸からのスケッチを堪能。そして独立美術協会のホープ大原修一先生により、的をついた作品講評を受けました。帰途には三崎漁港のマグロ土産市場「うらり産直センター」に立ち寄り土産を買い、スケッチ会とマグロの旅を満喫の一日でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[実施概要]

平成30年11月2日(金)/ 城ケ島・三崎漁港/ 城ケ島・三崎漁港周辺でのスケッチと講評会

講師:大原修一先生(独立美術協会)

 

 


2. 近郊スケッチ  (神宮外苑イチョウ並木を描く)

12月3日(日)、講師に一色映理子先生(女子美術大学・武蔵野美術大学非常勤講師) をお迎えして、秋の近郊スケッチを東京、神宮外苑のイチョウ並木にて10時半から3時半まで実地。参加予定者は35名でしたが、欠席1名の総勢34名での開催となりました。
当日は朝から曇り空の一日でしたが、神宮外苑の紅葉はちょうど見ごろを迎え、終日観光客が多く散策する中、参加者は思い思いの場所に陣取り、鮮やかな紅葉を熱心に写し取りました。

今回ご指導いただいた一色先生には参加者全員のスケッチ場所を回っていただき、熱心に構図や彩色についてのアドバイスをしていただきました。

午後3時に集合場所に皆さんの力作を一堂に並べ、先生からは一作品ごとに丁寧な講評をいただき午後3時40分無事に終了しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【実施概要】

1. 実施日 :2018年12月3日(月曜日)10:30~15:30

2. 運営担当 :加藤、福井

3. 参加者 :34名

4. 指導講師 :一色映理子先生

 


3.鉛筆デッサン「顔の描き方」

 


4.水彩技法  魅力的で美しい背景の水彩画を描く!

秋の特別講座「水彩技法 ~魅力的で美しい背景の水彩画を描く」が、10月21日、11月4日、12月2日の3日間にわたって開催されました。

講師は山本靖久先生。午前、午後の2コース60名の方が受講されました。

今回のポイントは、モチーフを引き立たせるための「にじみ」や「ぼかし」などの使い方です。最初に、色彩学や画面構成、次に山本先生の「にじみ」、「ぼかし」のデモンストレーション、その後の実技で一人ひとりの指導がありました。最後に、生徒全員の講評を行い終了。大変ためになる講座で、満足しましたとの感想が、多くの生徒さんから寄せられました。

 

 


5.「花」の描き方をマスターしよう

11月18日(日)、中村智恵美先生(二紀会委員、女流画家協会)を講師にお迎えして、秋期特別講座”「花」の描き方をマスターしよう”を開催しました。

静物画で花は重要な要素です。静物画に欠かせない「花」に焦点を絞り、自分で選んだ画材で描き方をマスターする講座です。

始めに受講生の皆さんにバラ、シャクヤクの2枚の写真(A4)を配布し、油彩、水彩に分かれて着席。まず水彩、パステルでの描き方の解説を、次にグリサイユでの油彩の描き方の解説を受け、その後に実技。描き方の基本を学びました。

花は時間とともに変化します。満開の時、写真を撮って最も美しい時の姿を記憶させます。花の中の主役を決め、前に出る花、奥の花を描き分けます。花は芯を描きます。

水彩では鉛筆での形の取り方、光と影に注意しての着彩の方法の説明を、油彩では、グリサイユを行う場合の下地の作り方、モノトーンの絵具での盛り上げ、グレーズでの着彩の解説を受けました。

水彩、油彩共にサンプルを示していただきながら解りやすい講義でした。併せてお勧めの絵の具紹介、筆の説明も。花に真剣に向き合い、描く姿勢を学んだ一日でした。

【概要】

・催行日  平成30年11月18日(日曜日)
午前の部10:00~12:30、 午後の部13:30~16:00
・参加者  午前 30名、 午後30名 (定員30名)
・指導講師 中村 智恵美先生 (二紀会委員、女流画家協会)
・担当者  堀場、井上

 


6.デッサン(木炭で着衣の女性を描く)

12月16日(日)、上田 耕造先生(アトリエ21)を講師にお招きし、秋期特別講座「デッサン~木炭で人物を描く」を実施しました。

今年度の特別講座【木炭デッサン】のテーマは人物です。夏講座では夏の装いのモデルさんを描きましたが、今回は冬の装いで、ジャケット、帽子、ブーツ姿のモデルさんを描きました。

まず最初の1時間余りでレクチャーと実演が行われました。
①人物デッサンのポイントを描きながら説明
・人間の全体としてのまとまりを見つける。単純化した形で大枠を描く。
・比率を測る。まず描くはかり棒で確認する狂いを修正する。
・構図を決める。全身、膝から上、胸から上 基本的にこの3種類。
・構図を調整する。
余分なスペースはカット、画用紙の真ん中に何がくるか、椅子の足4ケ所の位置関係等。
②道具の使い方の説明
・デッサンスケール:空きのスペースを見る。
・はかり棒:サイズ、縦横比率、水平垂直、でっぱり、傾き等を確認する。
・水準器:角度や傾斜の確認の補助。
③木炭デッサンの全般的説明
・木炭は沢山載せた方がよい。
・黒くしたいところは、乗せた木炭をガーゼで軽くこすって紙の目に入れる。
・手のひらや練り消しで色を抜いて白さや明るさを表現する。
・目を細めて明暗を捉える。
・モデル台の隣に描きかけの絵を置いて観察する、等々。
・木炭初心者には木炭の芯抜き、木炭の削り方等の説明。

参加者は先生から教わった描き方で木炭を使い、手のひらを真っ黒にして取り組んでいました。難しいけれど楽しいとの声が多数。終了時にはそれぞれの力作が並び、先生から全体講評を頂き、充実の1日講座となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■開催概要

【催行日】 平成30年12月16日(日)10時~16時(昼食休憩1時間を含む)
【参加者】 30名
【講 師】 上田 耕造先生(アトリエ21)
【内 容】 講義と実習(木炭で冬の装いの女性を描く)