秋期特別講座「デッサン~木炭で人物を描く」実施結果です

12月16日(日)、上田 耕造先生(アトリエ21)を講師にお招きし、秋期特別講座「デッサン~木炭で人物を描く」を実施しました。

今年度の特別講座【木炭デッサン】のテーマは人物です。夏講座では夏の装いのモデルさんを描きましたが、今回は冬の装いで、ジャケット、帽子、ブーツ姿のモデルさんを描きました。

まず最初の1時間余りでレクチャーと実演が行われました。
①人物デッサンのポイントを描きながら説明
・人間の全体としてのまとまりを見つける。単純化した形で大枠を描く。
・比率を測る。まず描くはかり棒で確認する狂いを修正する。
・構図を決める。全身、膝から上、胸から上 基本的にこの3種類。
・構図を調整する。
余分なスペースはカット、画用紙の真ん中に何がくるか、椅子の足4ケ所の位置関係等。
②道具の使い方の説明
・デッサンスケール:空きのスペースを見る。
・はかり棒:サイズ、縦横比率、水平垂直、でっぱり、傾き等を確認する。
・水準器:角度や傾斜の確認の補助。
③木炭デッサンの全般的説明
・木炭は沢山載せた方がよい。
・黒くしたいところは、乗せた木炭をガーゼで軽くこすって紙の目に入れる。
・手のひらや練り消しで色を抜いて白さや明るさを表現する。
・目を細めて明暗を捉える。
・モデル台の隣に描きかけの絵を置いて観察する、等々。
・木炭初心者には木炭の芯抜き、木炭の削り方等の説明。

参加者は先生から教わった描き方で木炭を使い、手のひらを真っ黒にして取り組んでいました。難しいけれど楽しいとの声が多数。終了時にはそれぞれの力作が並び、先生から全体講評を頂き、充実の1日講座となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■開催概要

【催行日】 平成30年12月16日(日)10時~16時(昼食休憩1時間を含む)
【参加者】 30名
【講 師】 上田 耕造先生(アトリエ21)
【内 容】 講義と実習(木炭で冬の装いの女性を描く)