夏の特別講座 「油絵の基本(構図、マチエール)」実施結果です

この講座はセットされた静物のモチーフをきっかけに、各自が持参した風景や人物の写真で演出を加え、自分らしい絵を描くことを目的としました。はじめのエスキースを描く段階では、構図の狙いと主役がよく判ることに重点を置いた検討を行い、その後に着色を始めました。
着色では、画面全体に早く絵具を配置する。とにかく画面にのせる絵具の量が足りない。色は対比、明暗、組み合わせに重点を置き、輪郭は後から引けばよい。画面の中には薄塗と厚塗りの部分をつくる等の指導を受けました。また、題名を決めるには言葉をいくつもメモして検討する手法の紹介もありました。
絵具、画用液、キャンバス、増量剤等の画材についての解説も受け、油絵具固有の技術や材料についても理解を深める機会となりました。油彩に特化した2日間の講座は、大変中身の濃い充実したものとなりました。

   

  

 

<実施概要>
油絵の基本(構図・マチエール)(2回)
講師: 上田耕造先生
8月19日(土曜日)27日(日曜日)午前の部 10:00~12:30 午後の部 13:30~16:00