冬の特別講座 「写実を学ぶ2日間」実施結果です


「写実を学ぶ2日間」
和田直樹先生の「質感の異なるモチーフ」を使ったテーブル上の静物画を描く講座。
1日目はガラス・陶器などに盛ったイチゴ、葡萄、レモンなど受講生が一人ひとりモチーフ組みして、描き、2日目は金属製品の器と果物・花などを和田先生がテーブルごとにモチーフ組みして描きました。
一人ひとりの受講生ごとにとても丁寧な指導があり、みなさん素敵な作品が出来上がりました。
 

<概要>

① 月 日 :2025年3月16日(日曜)31日(月)
② 場 所 :友の会アトリエ(港陽ビル6階)
③ 時 間 :10:00~16:00
④ 内 容 :1日目9テーブル 2日目5テーブル
⑤ 講 師 :和田直樹先生

冬の特別講座 「作品研究会」実施結果です

今回の講座は友の会絵画教室の慌しい年度末であったためか少ない参加者でした。
そのため時間が余るかと思っていましたが超過してしまいました。

講師はいつものように熱がこもり広い知識を存分に提供され、いつものように心地よいポイントをチョークや色紙で指摘しながら丁寧に指導され、参加者はその変化に驚いていました。

講師が芸大時代に教授から言われた経験まで面白おかしく披露され参加者も納得しつつノート取っていました。もっとたくさんの方々に是非体験して頂きたい内容でした。

終了後は講師も熱弁で疲れ参加者も楽しい疲れを感じている様子でした。

<概要>

  • 月 日 :2025年3月30日(日)
  • 場 所 :友の会アトリエ(港陽ビル6階)
  • 講 師 :広田 稔先生(白日会)

冬の特別講座 「クロッキー(女性ヌード)」実施結果です

毎回好評の人気講座。今回も素晴らしいモデルに来ていただき、皆さん存分にクロッキーを楽しんでいただきました。

今回は「しっかり観る力」と「どう表現するかの判断力」を養ってもらうため、20分ポーズを3回と10分ポーズは9ポーズとし、立ちポーズ、座りポーズ、寝ポーズを配分して実施しました。
骨格の表現や柔らかい筋肉の線をイメージに捉え、思い思いの画材、構図で描いておられました。
5分、2分を割愛したため、ユニークなポーズが見られなかった、とのお言葉もありましたが、次回に生かしたいと思います。
<概要>
・月 日 :2025年3月29日(土曜)
・場 所 :友の会アトリエ(港陽ビル6階)
・時 間 :午前の部10:00~12:30   午後の部13:30~16:00

冬の特別講座 人物(固定ポーズ/民族衣装の人物を描く)実施結果です

講師なしの講座で、チベットの民族衣装のモデルさんに来ていただきました。
チベットの民族衣装で普段では描けないような素敵な講座となりました。衣装やアクセサリーについてモデルさんからの説明もあり、異文化を知る貴重な時間となりました。
一日だけの講座でしたが、ほぼ満席で、午前、午後続けて受講される方もおられ、力強い作品が出来ていました。
実施日 :2025年3月17日(月曜日)
内 容 : 1ポーズで、自由な画材により描く。

冬の特別講座 早春近郊スケッチ「横溝屋敷」実施結果です

3月18日(火)、鶴見区獅子ケ谷町にある「旧横溝家住宅」にて、結城智子先生による早春スケッチを開催しました。
天気は晴れでしたが時折雲が出て太陽を遮り、暖かい時間と寒い時間が入れ替わりする状況の中、受講生の皆さんは絵に集中され、感動的な作品を仕上げられていきました。
構図を決める段階では、みなさんそれぞれお好きな場所を選ばれ、かやぶき屋根の着彩については、全員が個性あふれる色使いをされていました。
結城先生の講評では、短時間でほとんどの受講生が作品を完成されことに感心され、それぞれの作品についても一人一人特徴を説明されて、わかりやすくご指導されていました。
時期的には桜の開花前で、風景の色合いに寂しさもありましたが、みなさん古民家特有の雰囲気をそれぞれの個性で表現されていました。

 

冬の特別講座 「パステル・透明水彩で描く静物」実施結果です


2月16日(日)、日展で2度目の特別賞を受賞された吉成先生の特別講座。
今回も抽選となる人気講座となりました。前回はパステルで人物を描きましたが、今回は華やかなシンビジューム(6鉢)をモチーフとして準備しました。
ところが、その中の1鉢が花の盛りを過ぎ寂しかったため、1コーナーだけ急遽吉成先生アレンジによるバラ(造花)を花瓶に活けていただきました。シンビジュームはどれも1メートル超えの立派なもの。5鉢とも色鮮やかな品種で、スタンダードの赤紫から、新種の黄色、クリーム色などもあって、創作意欲を掻き立てるものでした。それぞれ気に入った花の席に分かれ講座開始。先生も精力的にクラス内を回って指導に当たられていました。
1日講座とあって、皆さんゆったりとした気分で絵を楽しんいたのが印象的でした。持参したお弁当を窓辺でお友達といただきながら寛いだ後、午後の講座へ突入。透明水彩の上に印象的な箇所をバステルで強調する方。じっくりとパステルを重ね、魅力的な色彩の調和を楽しむ人もおられ、作品が出来上がっていきました。講座終了後には、作品をサークル状に並べて総合講評を行っていただきました。仕上がった作品にパステル固定のフキサチーフを掛けて帰り支度。受講生から「3回目の講座を」の声も上がったことをご報告します。

冬の特別講座(2025/2/16~3/30)欠員情報です

冬の特別講座(2025/2/16~3/30)の抽選が終了しました。

若干名の欠員がありますので、是非ご応募ください。
お申込みは,TEL、メール,FAX等で受付けます。 会報PDFはこちら→

 

講座名・講師・開催日・募集人数
コース名
時間
受講料
会員     
受講料
一般
(1) パステル・透明水彩で描く静物
講師: 吉成 浩昭先生
2025年2月16日(日)
30名
A
10:00~16:00
5.000円6,000円
(2)写実を学ぶ2日間
講師: 和田 直樹先生
2025年3月16日(日)、31日(月) の1日講座×2日間
30名
B
10:00~16:0010,000円  12,000円
(3)人物(固定ポーズ /民族衣装の人物を描く)
講師なし
2025年3月17日(月曜日)
午前・午後各30名
C
10:00~12:30
1.500円1.800円
D
13:30~16:00
(4) 早春近郊スケッチ「横溝屋敷」
講師:結城 智子先生
2025年3月18日(火)  雨天予備日:3月25日(火)
35名
E10:00~15:002,500円3,000円
(5) クロッキー (女性ヌード)
講師なし
2025年3月29日(土曜日)
午前・午後各30名
F
10:00~12:30
1.500円1.800円
G
13:30~16:00
(6) 作品研究会
講師:広田 稔先生
2025年3月30日(日)
午前・午後各30名
H10:00~12:30
2,000円2,400円
I
13:30~16:00

【講座詳細】

(1)パステル・透明水彩で描く静物 A 
先頃の日展で二回目の「特選」となられた吉成浩昭先生(白日会所属・専科人物後期担当講師)の特別講座です。
昨年の第1回は、パステルや透明水彩を使って人物を描きましたが、今回は対象を変え静物画を描きます。「まだ画材に不慣れな方」「画材の併用に興味はあるが機会が無い」といった方を想定していますが、もちろんベテランの方も歓迎です。シンプルな課題を通して、画材のコントロール方法や、素材の魅力を発見していきましょう。

① 月日: 2025年2月16日(日)
② 場所:友の会アトリエ(港陽ビル6階)
③ 時間:午前10:00~12:30(休憩)午後13:30~16:00
④ 内 容:パステル・透明水彩を使って静物画を描きます。
⑤ 人数:30名
⑥ 会費:会員5,000円一般6,000円
⑦ 講師:吉成 浩昭先生(白日会所属・専科人物後期担当講師)
⑧ 持ち物:
◆パステルの方⇒パステルセット(60色程度あると良い)、パステル用紙、パステル用フキサチーフ、木炭、練り消し、ガーゼなど。
◆透明水彩の方⇒水彩絵の具、水彩筆、パレット、パステルセット、水彩紙、ティッシュ、ウエス、パステル用フキサチーフなど。
◆画材併用の方⇒用紙のサイズは6~8号程度目安。紙がよくわからないという方のため、当日実費販売の予定です。

(2)写実を学ぶ2日間  B
 この講座では、対象を通して感じ取った思いや印象を写実的な表現で表す方法を学びます。
技術向上はもとより、自分だけの視点や感覚を作品に映し出すことを目指します。絵画を通じて新たな発見を楽しみたい方、自分の表現力をさらに磨きたい方、ぜひこの機会にご参加ください。
初心者の方には、油彩・アクリル・パステル・水彩、いずれも描き方の基礎から、対象のとらえ方まで幅広く指導します。描くことの魅力と奥深さを2日間一緒に探求しましょう。

① 月日 : 2025年3月16日(日)、31日(月)の1日講座×2日間
② 場所 :友の会アトリエ(港陽ビル6階)
③ 時間 :10:00~16:00 (昼食休憩1時間含むアトリエでの食事可※昼食はご持参ください。)
④ 内容 :質感の異なるモチーフを使ったテーブル上の静物画を描く。
⑤ 人数 :30名
⑥ 会費 :会員10,000円一般12,000円
⑦ 講師 :和田 直樹先生(友の会教室レギュラー木曜指導講師)
⑧ 持ち物 :油絵具、アクリル、パステル、水彩などで自由に描いてください。

(3)人物(固定ポーズ/民族衣装の人物を描く)C、 D
 本講座、講師の指導なしで各自が得意な画材で描きます。短時間でのクロッキーではなく、人物は終始固定のボーズをとります。モデルさんは普段なかなか描けないようなチベットの伝統衣装で来ていただきます。
1回だけの講座になりますが、今まで培ってきた力を大いに発揮してください。

① 月日:2025年3月17日(月曜日)
② 場所:友の会アトリエ(港陽ビル6階)
③ 時間:午前の部10:00~12:30  C  午後の部13:30~16:00  D
④ 内容:終始1ポーズでの自由な画材により描く。鉛筆、木炭、コンテ、水彩、油彩、いずれも使用可能。
⑤ 人数:午前の部30名、午後の部30名
⑥ 会費:会員1,500円、一般1,800円
⑦ 講師:なし
⑧ 持ち物:画材一式(水入れ、クリップ等はお貸しできません)。いろいろな画材で挑戦して下さい。

(4)早春近郊スケッチ「横溝屋敷」E
鶴見区獅子ケ谷町にある「旧横溝家住宅」は、表門(長屋門)、主屋などの座敷構えが、江戸時代の農村生活の原風景を残している貴重な文化遺産です。そこに暮らした人々のぬくもりを感じながら、お気に入りの場所を選んで、古民家のスケッチを楽しんでください。

① 月日 : 2025年3月18日(火) 雨天予備日:3月25(火)
※当日午前6時以降に045-177番に電話していただき、神奈川県東部地方の午前中降水確率が40%以上の場合は予備日
に延期し、予備日も同様の場合は中止とします。
② 場所 :横溝屋敷
(住所: 神奈川県横浜市鶴見区獅子ケ谷3丁目10-2)
集合場所:「横溝屋敷」正面玄関付近
集合時間:10:00
・JRまたは市営地下鉄「新横浜駅」より横浜市営バス(104系統)「表谷戸」バス停下車徒歩6分
・JR「鶴見駅西口」より川崎鶴見臨港バス(02系統)「表谷戸」バス  停下車徒歩6分
③ 時間:10:00~15:00
④ 内容:スケッチ10:00~14:30 講評14:30~15:00
⑤ 人数:35名
⑥ 会費:会員2,500円一般3,000円
⑦ 講師:結城 智子先生(主体美術協会会員)
⑧ 持ち物:水彩、パステル、油絵具などで自由に描いてください。水彩の方は使用後の水を公園内で処分できないので、必ず持ち帰り用のペットボトルをご持参ください。※ 昼食用の弁当はご持参ください。

(5)クロッキー(女性ヌード)(講師なし)F,G
 クロッキーは、対象を「しっかり観る」力と「どう表現するか」の力を鍛錬する行為だと思います。モデルの身体的な特徴を短時間で捉え、露出する「骨の硬さ」や「筋肉の柔らかさ」をどう表現するか。対象物を良く見て誤りに気付き、直すことによりクロッキー力がついていきます。全体の流れの美しさ、身体の動きを瞬時に捉える力、描く力を養っていただきたいと思います。  プロのモデルを描け、回数を積み重ねられるこの機会を是非お見逃しなくご応募下さい。
① 月日:2025年3月29日(土)
② 場所:友の会アトリエ(港陽ビル6階)
③ 時間:午前の部 10:00~12:30 E   午後の部 13:30~16:00  F
④ 内容:各ポーズ2分から20分でクロッキーを行います。
[木炭、鉛筆、コンテ、水彩絵具]で描く。油絵具は不可。
⑤ 人数:午前の部30名、午後の部30名
⑥ 会費:会員 1,500円、一般 1,800円
⑦ 講師:なし
⑧ 持ち物:クロッキー帳、使用する画材一式(画材、クリップ等含む)

(6)作品研究会  H,I
日頃描いている作品や公募展に出品したい作品制作に際し、描いたけど「バランスが何となく悪い」「どこが問題なのかわからない」と悩むことが多いかと思います。そんな時、講師は問題点を的確に指摘し、画材による直接修正はありませんが、色紙やチョークを用いた説明により見栄えを一段と引き立たせます。
参加者は自己作品の構想について簡潔にお話しいただくと、より的確なアドバイスを受けやすくなります。構想を30秒程度にまとめてご用意いただければと思います。
基礎的な考え方から、画面構成や描き方の技法など必要に応じては高度なテクニックまで幅広く指導いたします。例年キャリアのある方から初心者まで幅広い方々にご参加いただいています。

① 月日:2025年3月30日(日)
② 場所:友の会アトリエ(港陽ビル6階)
③ 時間:午前の部10:00~12:30  H    午後の部13:30~16:00  I
④ 内容:1人3点まで(サイズ:50号以下)の作品講評
⑤ 人数:午前の部30名、午後の部30名
⑥ 会費:会員2,000円、一般2,400円
⑦ 講師:広田稔先生(白日会)
⑧ 持ち物:手持ちの作品(サイズ50号まで)3点以内、筆記用具

秋の特別講座 美の法則を実践してみよう!実施結果です

2024年12月1日(日)に荒井美智代先生(東光会)を講師にお迎えし【美の法則を実践してみよう! ~ 名画の分析から学ぶ事 ~】が実施されました。参加者は18名。

【講座内容】
・以前の講座で取り上げた「名画をひもとく」の中から「美の法則(ジャッドの色彩調和論)」について画像で学ぶ。
・その後で「美の法則」を意識して静物画を描く。画材は自由。
・すでに描き終えた作品、制作途中の作品についてのアドバイスも行う。希望者は作品を持参。

皆さん、荒井先生の講義を、画像を見ながら熱心に聞かれ、制作に入ってからは、配られた資料や配色カードで色を確認したりしながら、筆を動かされていました。最後に魅力的な作品がずらりと並びました。「勉強になった」「充実した1日だった」等々の声が聞かれました。お昼休み休憩1時間を挟んでの1日講座でした。



秋の特別講座 水彩技法 (金・銀箔の表現)実施結果です

和風の静物をモチーフとして金・銀箔をプラスして表現豊かに描く水彩表現の講座です。
金・銀箔の扱い方とその技法を分かりやすく解説しながら制作をします。
ということで始めましたがすべての方が初めての経験です。まず材料名、使う個所の説明、使い方、材料の効果等を詳しく説明され、デモに移りました。しかし金箔銀箔の微妙な軽さ、大きな声でも揺らぎ、人が通ってもひらひらと巻き付く、そのような微妙な材料も皆様苦労しながら、最後には銀箔の腐食技法まで取り込んでいました。絵画経験のある方が多いようにも見受けられ、出来上がった作品は力強く、先生の最終講評も良好でした。参加者はこの受講料と日程で学び易く楽しかったとも言って頂きました。ある参加者は家であの絵に使ってみようと実験をするそうです。担当者冥利に尽きます。

講義                             指導


材料:金・銀箔、アラビアゴム、箔箸󠄀             講評
うつし紙、シッカロール砂子筒、
アイロン、ローソク

【実施概要】
① 月 日:2024年11月17、24日(日)
② 場 所:友の会アトリエ(港陽ビル6階)
③ 時 間:10:00~16:00
④ 講 師:山本靖久先生(主体美術)

秋の特別講座 「水彩クロッキー」実施結果です

10月27日(日)、岡田高広先生による水彩クロッキー講座が行われました。

岡田先生は、
・・・クロッキーは短い時間で印象を如何に捉えて描くもの。
モデルのムーブマンとコスチュームの白いチュチュをいかに表現するかが課題。
最初に講師のデモンストレーションで、書き出しはスポンジ(角のある平面タイプ)であたりを取り、線でなく色面で大きく捉え大胆に描きだす。(cf 先の鋭い鉛筆は細かい部分に目がいってしまいがち) 囲って塗り絵にならない様に 形と色がずれる事で絵画的表現が可能になる。
クロッキーの場合、全てを描かなくてもよい。

モデルさんの顔が向いている方がオモテと考えそこを優先して描きます。 20分で1枚 合計5枚描きました。

1~2枚はウオーミングアップとして失敗から学ぶのも大切です。
以上のようにクロッキーの描き方のコツをレクチャーされました。

岡田 高弘 先生のデモンストレーション