冬期特別講座「油彩技法・グラスを描こう」実施結果です

今回の油彩特別講座は透明なコップや水を描くには、どうしたら良いか、どのように表現すれば透明感が出るのか、描き方について手順を追って、前回の特別講座「油彩技法」に引き続き、一色映理子先生(武蔵野美術大学、女子美術短期大学非常勤講師)から実演、解説を受けました。

①透明なグラスを描くには背景を先に描かなくてはなりません。

②グラスは初めに内から暗い部分を描きます。グレー、ハーフトーンを描き、もう一段明るいハーフトーンを描きます。

③再度、背景を描きながら外から形を決めます。内と外から描いてグラスの形を決めます。

前日、先生が徹夜で描かれたサンプルをもとに4つのグループに分かれて、少人数で解りやすく描き方の説を受けることが出来ました。また、筆の種類とその使用方法、透明、不透明の絵具の使い分けについて解説があり、加えて先生のオリジナルパレットの紹介も受けました。

水を入れたグラス1個とイチゴ2つのシンプルなモチーフのため、受講生全員が背景を含めかなり描き込みのできた絵を完成することが出来ました。最後に一色先生の熱心,誠実な指導に生徒さんから感謝の拍手が送られ、無事終了しました。

[実施概要]

日 時 :平成30年3月3日(土)10時~16時 1日コース(昼食休憩1時間を含む)

参加者 :32名

講 師 :一色映理子先生(武蔵野美術大学、女子美術短期大学非常勤講師)

内 容 :「グラスを描こう」透明なグラスに水を入れて質感や透明感をどのように描くかの解説と描画演習