冬期特別講座(H30年度)

冬期特別講座(全6講座) 平成31年3月3日~3月30日  


【概要】   ※詳細は会報をご覧下さい。

(1)作品研究会 「あなたの作品をプロの目で講評します」 
平成31年3月3日(日) / 午前・午後の部 各30名 / 広田 稔先生

(2)「名画の中の色とポーズをひもとく」
平成31年3月12日(火)/ 午前・午後の部 各30名 / 荒井 美智代先生

(3)早春近郊スケッチ 東大本郷キャンパスを描く!
平成31年3月14日(木)雨天予備日 3月28日(木)/ 一日コース35名 / 結城康太朗先生

(4)油彩講座 剥かれたレモンの質感を描く(ヴァニタスに挑戦!)
平成31年3月17日(日)/ 一日コース 30名 / 一色 映理子先生

(5)美術散歩「早春の箱根・御殿場を訪ねて…」
平成31年3月28日(木)=雨天決行= / 一日コース46名

(6)水彩クロッキー 
平成31年3月30日(土) / 午前・午後の部各30名 / 岡田 高弘先生


実施結果


(1)作品研究会 「あなたの作品をプロの目で講評します」 

恒例の「作品研究会 あなたの作品をプロの目で講評します」 が3月3日(日)に開催されました。

この講座は講師広田稔先生の指導で、午前24名、午後27名、2コース51名の方が作品研究会(講評)を受講されました。

一人2点~6点、大きさ6号~50号超迄の作品の講評を受けました。

(平均講評時間6~7分程度/一人当たり)

先生からは人物、静物、風景画に共通した遠近に関しては、それぞれの明度の「差」の大きさが遠近の大きさになることが繰り返し伝えられました。

広田先生のエネルギュッシュな熱心な講評と指導で午前、午後共1時間ほど延長になりました。

適確な講評、指導に皆さん大満足でした。


(2)「名画の中の色とポーズをひもとく」

3月12日(火)に 荒井美智代 先生(東光会)を講師にお迎えし冬期特別講座「名画の中の色とポーズをひもとく」が実施されました。参加者は午前の部25名、午後の部28名。

講座の内容は、
前半は2台のプロジェクターを使って、色の歴史・美の法則・色相環等の説明があり、その後、名画を次々と写して、色・骨・筋肉などの説明が行われました。

後半は色イメージの実習をしました。10のイメージ(クラシック、モダン、エレガント等)が提示され、参加者は色見本を参考にイメージの色を作り出し、その色を画用紙に載せてイメージを実感します。取りかかり段階では「どうしたらいいの?」と戸惑われる方もいましたが、作業を始めたら皆さんスムーズに進み、沢山の色イメージを画用紙に実現されていました。「本実習をこれからの絵画制作に役立ててくれると嬉しい」と荒井先生が話されていました。

「楽しかった」「こんな講座があればいいと思っていた」等の声が多数聞かれました。


(3)早春近郊スケッチ 東大本郷キャンパスを描く!

 

3月14日(木))、講師に結城康太朗先生をお迎えして、早春の近郊スケッチを東京文京区、東京大学本郷キャンパス、安田講堂周辺にて10時半から午後3時半まで実地しました。参加予定者は35名でしたが、当日朝、3名の欠席連絡があり、32名での開催となりました。
当日は朝からすばらしいお天気に恵まれました。ちょうど東京大学は春休み中で静かなたたずまい中、安田講堂の歴史ある建物を写し取るべく皆さん熱心に絵筆を走らせました。スケッチを終えて、安田講堂前の広場に出来上がった作品を並べ、結城先生より丁寧な講評をいただき、午後3時40分に無事終了いたしました。

大学の構内でのスケッは今回が初めての試みでしたが、広大な本郷キャンパスは車もなく、人通りも多くないので大変静かで安全です。参加者はスケッチに専念できたと思われます。

[実施概要]

1. 実施日 :2018年3月14日(木曜日)10:30~15:30

2. 運営担当 :加藤、福井

3. 参加者 :32名

4. 指導講師 :結城康太朗先生(独立美術協会会員)


(4)油彩講座 剥かれたレモンの質感を描く(ヴァニタスに挑戦!)

3月17日(日) 、指導講師に一色映理子先生(武蔵野美術大学・女子美術短期大学非常勤講師)をお迎えし、「油彩講座 剥かれたレモンの質感を描く(ヴァニタスに挑戦!)」(午前10:00~午後4:00)を実施しました。

今回のモチーフは、「見た目は美しく香りも魅力的だが、味わうと苦いという人生の側面」を表す皮を剥かれたレモン。レモンを「脆く儚く壊れやすい」透明なガラスのお皿の上に置き、金属製のスプーンを添え、白いクロスのテーブルに設置しました。

初めにヴァニタス絵画において画中のいろいろなモチーフが持つ意味について解説。作品例も多数提示していただきながら、また先生が前日に描かれた同じモチーフでの自作の作品も見本で提示していただき、描き方の指導を受けました。次に構図の検討とモチーフから感じることの重要性の指摘を受け、実技に入りました。

ガラス皿、レモン、スプーンのシンプルなモチーフの構成で背景を含め、質感までかなり描き込みのできた作品を完成することが出来ました。最後に全作品を並べて、講評会を行いました。質感描写学びながら自分の人生をレモンに込めて描いた講座となりました。

※ ヴァニタス(ラテン語vanitas)とは、人生の虚しさ儚さ、虚栄の無意味さを静物画で表した寓意的な静物画で、16世紀〜17世紀にかけてヨーロッパ北部で多く描かれました。

 


(5)美術散歩「早春の箱根・御殿場を訪ねて…」


(6)水彩クロッキー 

“水彩で描くチャイナドレスのモデル”

透明水彩でクロッキーします。鉛筆デッサンの上に着彩するのではなく、水彩でモデルを描きます。

まず最初に先生が1ポーズ描いて見せ、後の5ポーズを受講生が描きました。

水彩の肌色の作り方、岡田先生の場合はカドミウムレッドオレンジとカドミウムグリーンペールを混ぜると説明あり。最近大きな色面を作るのに100均のスポンジが便利と紹介。一ポーズ目も同じポーズで先生が受講生の間を回って指導。

三ポーズ目以降も先生が手を入れながら指導。

クロッキーの場合、スピード感、生きた線が大事。そして描きすぎない、8分目で芸術性が高まる、とお話あり。

皆さん、先生の熱心なご指導に緊張しながらも熱心に取り組み、終了後、楽しかったという声が聞かれました。

 

実施日:平成31年3月30日(土) 午前10時~12時半、 午後13時半~16時

講 師:岡田高弘先生

モデル:村田 彩さん[北村モデルクラブ]

参加者:午前31名  午後29名