H29年度秋期特別講座
秋期特別講座
9月10日(日) ~募集 10月~12月実施
1.「水彩混色技法」 荒井美智代先生 10月3日(火) (午前・午後)
2.「水彩技法」 関口雅文先生 10月8日、10月22日、11月5日、19日、12月3日 (午前・午後 各日曜日、全5回)
3.「バススケッチ」 和田直樹先生 11月1日(水) 7:15~18:00 雨天決行、熱海梅園
4.「近郊スケッチ」 結城康太朗先生 11月20日(月) 10:30~15:00 雨天予備日12月4日(月)代々木公園
5.「美術散歩」 11月29日(水) 7:15~18:00 雨天決行 ホキ美術館、 DIC川村記念美術館
1.「水彩混色技法」
10月3日(火)、荒井美智代先生(東光会)を講師にお迎えして、AMクラス:10時~12時半、 PMクラス:13時半~16時の2回秋期特別講座「水彩混色技法」を開催しました。
始めに、 色相、明度、彩度、補色、混色等について色相環を使って説明がありました。
次に、三原色(一次色)を、パレット1(赤と青)、パレット2(赤と黄)、パレッ ト3(青と黄)に絞り出し、2色のみの混色で19色を作り出しました(二次色)。さらに、三原色から混色で作った色(二次色)を更に混色して(三次色)葉っぱや野菜の色を作り描きました。
皆さん、熱心に取り組まれて「楽しかった」「色について又お話しを聞きたい」等の声が聞かれました。
2.「水彩技法」
秋期特別講座「水彩技法」」が開催されました。本年は関口先生(白日会会員、当会絵画教室 油彩専科土曜講師)指導による、午前、午後コース5日間で水彩基本技法とその応用についての特別講座です。
[概要]
開催期間:平成29年10月8日(日)、10月22日(日)、11月5日(日)、11月19日(日)、12月3日(日)の5日間
開催時間: 午前(10:00~12:30) 午後(13:30~16:00)
[講義内容]
1.特殊な水張りと技法紹介
2.「にじみ」と「キワ」で制作
3.特殊技法紹介
4.総合技術による制作
先生から、この技法を使って、100枚(10日間でできる)の絵を描いたら水彩の本質が理解でき、上達出来ます。水彩に対する頭の概念を変えることです。すなわち、形を外から決めることが大切、との熱いメッセージがありました。
実技のデモンストレーション、資料を駆使した懇切丁寧な指導で皆さん熱心に取り組みました。
3.「バススケッチ」
11月1日(水)、秋期特別講座「バススケッチ~熱海梅園の初冬の紅葉をスケッチ」を実施しました。
[概要]
・日 時:平成29年11月1日(水)
・場 所:熱海梅園
・内 容: 澤田政廣記念美術館周辺でのスケッチ、美術館見学。
・ 講 師:和田直樹先生(白日会)
熱海梅園の梅の花でなく初期の紅葉を描こうと訪れた園内は、台風21号の影響もあり木々の葉っぱはやや枯葉色もあったが概ね良好。川を挟み起伏に富んだ地形に緑が薄まりつつ黄橙に変わりゆく色彩は、微妙なアングルを醸し出していた。
参加者は天候に恵まれた8,000平方メートルの敷地中に散らばり、先生の指導の下に難しい色合いを写し取っていた。
最後の総合講評会後やスケッチの合間には、個人休憩時間を取り、園内にある熱海市施設の文化勲章受章者、熱海名誉市民の彫刻家澤田政廣記念美術館の彫刻、絵画、陶芸、版画を鑑賞。先生は全体を4周くらい廻り指導に大忙しでした。
4.「近郊スケッチ」
11月20日(月)、講師に結城康太朗先生(独立美術協会) をお迎えして、秋の近郊スケッチを東京、代々木公園で10時半から3時半まで実地しました。
参加予定者は35名でしたが、欠席者が2名あり33名での開催となりました。
当日は朝から曇り空で初冬のような肌寒い一日でありましたが、代々木公園の紅葉はちょうど見ごろを迎え、素晴らし秋の紅葉のもとでのスケッチ会となりました。
広い公園の中央には噴水のある大きな池が配され、その周りには色とりどりに紅葉した木々が多く取り囲み、素晴らしいスケッチポイントであったと思います。
今回ご指導いただいた結城康太朗先生は、何度も精力的に参加者のスケッチ場所を回られ、熱心なご指導をいただきました。
途中、風邪気味の方が1名早退されましたが、何のトラブルも無く予定通り午後3時半に終了、現地解散いたしました。
5.「美術散歩」
今秋の「美術散歩」は千葉県の二つの美術館を大型バスで巡るツアーを実施しました。人気美術館の“ハシゴ”ということもあって、アッという間に満席になり「もう1台出してよ…」の声も出るほどの人気でした。
[概要]
・日 時:平成29年11月29日(水) 大型バスで千葉の人気美術館めぐり
・場 所:①ホキ美術館(千葉市)②DIC川村美術館(佐倉市)
・参 加:会員46名 スタッフ2名 総勢48名
実施日の11月29日(水)は絶好の小春日和に。桜木町アトリエ前を出発してから、海ほたるを経由して第一の目的地千葉市の「ホキ美術館」へ。10時オープンと同時に入館し、回廊型のギャラリーでリアリズム絵画を存分に楽しみました。
この後、再びバスに乗り佐倉市の「DIC川村美術館」へ移動。紅葉真っ盛りの広大な庭園でお弁当を食べる人、スケッチブックを広げる者、ホキとコレクション傾向が違う美術館でゆっくり鑑賞する者と分かれ、思いおもいの秋のひと時を満喫していました。帰途に着く前、近隣の小さな造り酒屋に立ち寄るサプライズもあり、地酒と思い出をお土産に家路につきました。