春期特別講座「バススケッチ~緑の信濃路」 実施結果です
心配された雨は直前に上がり「北信濃バススケッチ会」は天候に恵まれた。桜木町アトリエ前から定刻スタート。大型バスの中では、心は既に長野に飛んだ。
一日目の目的地「姨捨棚田」には昼過ぎ到着。雲一つない快晴の棚田の気温はグンと上がり、熱中症を心配するほどの好天に。水が張られたばかりの棚田は、早苗が生き生きと並ぶ。山本靖久先生から作画上の注意があり、思い想いのスケッチポイントへ散った。日陰を探し農具置場の小屋の軒先や、樹陰を求めて絵筆を揮った。初日の講評会は、芭蕉の句にある「長楽寺」の大広間をお借りして実施したが、どれも力作ぞろい。
夕刻、美白の湯「荻原館」で汗を流し、大広間での小宴へ。地産地消の会席料理に舌鼓を打った。
二日目も素晴らしい天気に。早朝散歩で千曲川に行き、朝飯前スケッチをする人もいたほどだった。この日の写生地は、宿前に聳える戦国城址の「荒砥城」へ。荻原館の好意でマイクロバスに分乗、インデアン砦のような城跡でお昼過ぎまでスケッチを楽しんだ。長野の楽しみはやはりお蕎麦。お昼は、戸倉上山田温泉の有名店「萱」を貸切にし、天ぷら蕎麦に舌鼓を打った。この後、あんず物産館でお土産を買い一路横浜へ。帰路のバス車中では、「稲荷山蔵の会」の理事長手製の出来立てアンズお焼きを楽しみ、ほぼ予定時刻に桜木町に到着した。二日間、眼と舌と心で長野を堪能した旅でした。
[実 施 日] 平成30年6月7日(木)、8日(金)
[描く場所] 長野県千曲市 初日:姨捨棚田 2日目:荒砥城
[指導講師] 山本靖久先生(主体美術協会所属・武蔵美術大学教授)
[参加人員] 総勢40名(参加者37、講師1、友の会スタッフ2)
[宿泊旅館] 戸倉上山田温泉旅館「美白の湯・荻原館」創業明治36年・9つの源泉を持つ天然掛け流し温泉、地産地消の会席料理宿(長野県千曲市上山田温泉1‐31‐3 026-275-1018)
[行程概要] 7日(木)桜木町7:15出発→(高速道路)→戸倉上山田温泉12:00到着
温泉旅館「荻原館」には17:30到着 小宴18:30
8日(金) 宿8:30出発→荒砥城9:00到着→同13:00出発→昼食会場へ
→あんずの里物産館→(高速道路)→桜木町港陽ビル前19:45到着
蕎麦の名店「萱」で昼食後、あんず物産館に立ち寄り。