夏期特別講座「デッサン一日講座 ~木炭で着衣の女性を描く」実施結果です

7月29日(日)10時~16時(昼食休憩1時間)、上田耕造先生(アトリエ21)を講師にお迎えし、好評のデッサン講座を実施しました。過去の特別講座のデッサン講座は石膏像に特化していましたが、今回のテーマ【人物】は初めての企画でした。モデルさんの装いはノースリーブのワンピースにサンダル。

講義の最初の1時間はレクチャーと講師により描き出し部分の実演が行われました。内容は、

① 構図について
全身を描く、膝から上を描く、胸から上を描く 3種類の説明。
② 木炭の使い方、デッサンのコツやポイントについて
・材料(木炭)は沢山乗せた方がよい、修正が楽で良いデッサンにつながっていく
・画用紙に乗せた木炭を手で押さえたり叩いたりして定着させる
・手のひらで色を抜く、練り消しで色を抜く等して、明るさや白を表現する
・ガーゼはハンカチ大に切り、きちんと畳んで使う、折りのシャープな角も使う
・目を細めて明暗を捉える
・モデル台の隣に描きかけの絵を置いて観察する、等々。
・木炭初心者のために、木炭の芯抜き、木炭の削り方等の説明も。

参加者は先生から教わった描き方で木炭を使い、手のひらを真っ黒にして、人物デッサンに取り組みました。終了時には「楽しい」「勉強になる」「企画してくれて有難う」等の声が。最後に、それぞれの力作について先生から講評を頂き、充実の1日講座でした。