平成29年度・夏期特別講座(油彩技法)実施HP

・催行日  平成29730日〜93日、各日曜日、全4回(午前10001230、午後13301600

・講 師 一色 映理子先生 (武蔵野美術大学・女子美術短期大学非常勤講師)

 

構図・構成の重要性、質感の作り方、柔らかい筆でのぼかし技法、補色でのグレーの作り方等の技法と、

色と形、光と影を見つめ、ただ見える通りに写して描く事から、その先への挑戦を目標に、本年は

友の会の教室には初めての一色映理子先生をお迎えして4回の講座を行いました。

 

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・第1回 下地の描き方

茶系或いは青系等の単色で下地(下書き)を描きます。構図の検討と形を正確に捉えること、

明暗の表現で空間を掴みます。   

  ・第2回 固有色での描き出し

       単色で描いた下地(下書き)に固有色で描き出しをします。暗い部分からの着彩です。

  ・第3回 描き込み

       質感とは光の反射を描くことです。また、鏡に映ったモチーフを描くぼかし技法を実演します。

  ・第4回 描き込みと講評

描き込みの続きです。時間を割り振り個人別の講評を順次行いました。

 

・技法の講義では画用液の種類と混合について、筆の種類、透明・透明絵具の使い分け、速乾メディウムの

使い方、補色を使って色々なグレーの作り方について解説をうけました。馬の毛の筆を使ったぼかし技法

の実演も行われました。

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・描くときは足し算(上へ塗る)だけでなく引き算(ふき取る、壊す)も必要です。チャレンジして、

失敗を恐れない。多くの描き方を試すことで自分のオリジナリティーが発見できます。

何を感じ、何を狙い、何を表現するか、先生のアドバイスを受けながら熱心に描きました。

 

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・最後に作品を一列に並べ全員で出来栄えを確認しました。熱心で丁寧な指導に生徒さんから先生へ

感謝の拍手が送られ、充実した内容で講座を終了することが出来ました。