冬期特別講座( デッサンⅢ 量感をつかむテクニック)実施結果です

今回の「デッサンⅢ 量感をつかむテクニック)」は、まず上田 耕造先生がヘルメスをデッサン実演、その後受講生はヘルメス、ジョルジョ、ブルータス、モリエールの中から一点を選んでの実習です。

また、今年度3回目(1回目「まずは描いてみよう」、2回目「精度を上げよう」)の講座でしたが、初めて参加する方も少なからずいたので、基礎も含めての講義でした。

手順は、

① 自分の位置を決める。

② 木炭紙を16分割し、デッサンスケールでポイントをおさえ、形を取ったらスケールは使わない。

③ はかり棒は水平垂直、縦横比率、すきまの形、傾き等の確認に使う。

④ 材料(木炭)は沢山乗せた方がよい、良いデッサンにつながっていく。

⑤ モチーフの隣に描きかけの絵を置いて観察する

⑥ 対象を観察する方法の一つとして手で触る

手を洗い綺麗な手で触る。量感がつかめる。石膏像を運ぶ係りをすると量感がよりわかる。目で見た形と実際の形は違う。

⑦ 石膏像デッサンは人物を描く時の大きな手掛かりを提供してくれる、等々。

参加者は先生から教わった描き方で石膏像と向き合いましたが、講義対象となったヘルメスを描いた方が圧倒的。

終了時にはそれぞれの力作が並び、先生から総評を頂き、充実の1日講座となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▽実施概要

日    時:平成30年3月16日(金)10時~16時(昼食休憩1時間を含む)

参加者:30名

講 師:上田 耕造先生(アトリエ21)

内 容:講義と実習(ヘルメス、ブルータス、モリエール、ジョルジョの大型4石膏像)